猫の病気事典

猫の乳腺炎(乳腺症)

猫の乳腺炎(乳腺症)は、乳腺(乳汁を分泌する腺)に炎症が生じて、乳腺が張って硬くなり、熱を持つ病気です。主に出産後、授乳中の母猫に見られますが、授乳をしなくなった後にも発症することがあります。

2007年 12月 17日

主な症状 元気がない・すぐ疲れる 熱がある 乳腺が張る 触られるのを嫌がる 食欲が落ちる

猫の乳腺炎の【症状】 乳腺が熱をもち、触られるのを嫌がる

乳腺炎になると、炎症によって乳腺が張って硬くなり、熱を持つようになります。また、痛みがあるため、胸を触られることを嫌がります。症状が進むと乳腺が化膿し、膿(うみ)や血が出るようになり、元気を失って食欲も落ちてしまいます。

猫の乳腺炎の【原因】 授乳中の乳腺の張りやちょっとした傷が原因に

乳腺炎は、母乳が残ることによって乳腺が張り、その状態が続く場合に起こります。母乳が残る原因としては、子猫が母乳を飲まないことや母乳の分泌量が多いことが挙げられます。また、乳腺炎は乳腺の細菌感染によっても起こります。細菌の感染は、子猫がツメで母猫の乳を傷つけてしまい、その傷口から感染するケースと、授乳中に乳腺の先端から細菌が入って感染するケース、2つの感染経路があります。

猫の乳腺炎の【治療方法】 まずは抗生物質の投与と対処療法を

乳腺炎の治療には、まず抗生物質を投与して細菌を死滅させます。熱や炎症にはそれぞれの症状を和らげる対症療法を行います。症状が重い場合には外科的療法を行うこともあります。授乳中の場合は、子猫への授乳を止めて、人工哺乳に切り替える必要があります。

猫の乳腺炎の【予防方法】 母猫をよく観察し、飼育環境を清潔に保つ

乳腺炎を予防するには、授乳中の母猫と子猫をよく観察し、子猫がしっかり乳を飲んでいるか、乳腺付近に傷がないかなどに注意しましょう。また、母猫の細菌感染を防ぐため、飼育環境を清潔に保つようにしましょう。

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