猫エイズ(ネコエイズ、猫免疫不全ウイルス感染症)
猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症:FIV)は、感染すると免疫力が弱まってさまざまな症状が現れ、ほかの病気を発症して命に関わることもある病気です。猫エイズは、外出をよくする猫に感染するケースが多く見られます。
2009年 03月 12日
猫エイズの【症状】 急性期、無症状キャリア期を経てエイズに。発症すれば死に至ることも
猫エイズに感染して1カ月ほどたつと、発熱、下痢、リンパ節の腫れのほか、口臭やよだれなどの症状が現れるようになります。猫エイズのこのような期間を急性期といいます。急性期が数週間から数カ月続いた後には、症状がなくなる無症状キャリア期に入ります。無症状キャリア期は数カ月から数年続きますが、やがて猫エイズウイルスが活動しはじめると、口内炎や鼻炎、結膜炎、下痢のほかに、慢性の皮膚炎や外耳炎などの症状が現れるようになります。その後、エイズが発症すると、免疫力が低下して貧血が激しくなり、体重が落ち、リンパ腫などのがん(悪性腫瘍)にかかりやすくなります。その結果、ほかの病気を併発して死に至ることがあります。
猫エイズの【原因】 感染猫とのケンカなどから感染
猫エイズは、猫エイズウイルス(猫免疫不全ウイルス)の感染が原因となります。ウイルスに感染する要因としては、感染猫とのケンカや接触などが挙げられます。未感染の猫が、外で感染猫とケンカして咬まれたときなどに、感染猫の唾液や血液から感染してしまいます。
猫エイズの【治療方法】 有効な治療法はなく、対症療法が中心となる
猫エイズに対する有効な治療法はありません。そのため、口内炎や慢性皮膚炎などの症状を対症療法で抑えます。猫エイズは、感染しても発症するとは限らない病気です。免疫力が落ちないように、猫にストレスを感じさせない環境をできるだけ整えれば、発症する確率を下げることができます。
猫エイズの【予防方法】 室内飼いに徹し、感染猫との接触の機会を減らす
室内飼いに徹し、すでに感染している猫との接触を避けることが、猫エイズの重要な予防対策となります。日本でも予防ワクチンが承認され、2008年に発売されましたが、まだ発売されて間もないワクチンです。接種する場合は、その安全性・有効性について、かかりつけの獣医師とよく相談するようにしましょう。
猫どうしのケンカを防ぐためには、避妊・去勢手術をおこなうことが有効です。それによって、外出したときに感染猫からウイルスをもらってくる可能性を減らすことができます。
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