資生堂が4月以降、すべての動物実験の廃止を決定

2013年3月6日RSSRSS

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株式会社資生堂は、動物実験代替法(以下、代替法)に基づく安全性保証体系を確立したことにより、2013年4月から開発に着手する化粧品・医薬部外品における社内外での動物実験を廃止することを、2013年2月28日の開催の取締役会において決定した。なお、社会に対して安全性の説明をする必要が生じた場合は除く。

同社は、安全性の確認にあたってはできる限り動物実験を実施しないようにするとともに、代替法の開発を積極的に推進してきた。2010年3月には「お客さまに安心して化粧品をお使いいただけるよう安全性を厳格に守りながら、動物愛護の観点から化粧品における動物実験の廃止を目指す」ことを宣言。
その後、代替法をはじめとする安全性保証の開発をより積極的に進めることに加え、2011年3月には社内での動物実験を廃止し、有識者・学術関係者・動物愛護団体などのステークホルダーと、化粧品の動物実験廃止に向けて意見交換を行う場として立ち上げた「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」を開催するなど、関係者との議論を深めてきた。

こうして積極的に動物愛護と安全性を両立させる取り組みを推進してきた結果、「情報による保証」「代替法による保証」「ヒトによる最終確認」を組み合わせた、動物実験を用いない新たな安全性保証体系を確立した。

同社は今後も、安全性保証の信頼性をより一層高めるべく引き続き有効な代替法の開発を継続するとともに、代替法が各国・地域の法制度において正式な実験方法として認可されるよう、工業会活動などを通じて積極的かつ強力に各国の行政機関に働きかけていく、とのこと。

資生堂 動物実験と代替法に対する取り組み

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