平成24年度全国犬猫飼育実態調査の結果公開

ペットフードメーカーなど98社で組織する一般社団法人ペットフード協会(東京都、会長 越村義雄)は、平成24年度全国犬猫飼育実態調査の結果を公開した。

2013年1月11日RSSRSS

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調査の結果、飼育世帯率は犬が16.8%、猫が10.2%で、そこから推計される全国の推計飼育頭数は、犬1153万4000頭、猫974万8000頭と、昨年度と比べほぼ横ばいであった。今後の飼育意向については、犬が30.4%、猫が18.2%と、犬・猫ともに現在飼育している方の数の約1.8倍で、犬や猫を飼育できるような環境の提示・提案を行うことによって、将来に向けて飼育頭数の拡大が期待できる。

ペットフードのタイプ別利用率については、犬・猫ともに市販のドライタイプのペットフードの利用が9割近くあり、ほとんどの飼育者が何らかの市販ペットフードを利用しているという結果になった。一方で、犬の飼い主の約23%、猫の飼い主の約10%が、市販のペットフード以外の食事も与えていることがわかった。

犬・猫の平均寿命については、犬全体で13.9歳、猫全体で14.5歳。犬では、超小型犬、小型犬の寿命が長くなっている。猫では、完全室内飼育の猫の平均寿命が15.7歳、家の外に出る猫の平均寿命が12.3歳と、大きな差が出た。

また、今回は犬の役所への届出・登録や予防接種実施の地域別状況も公開された。過去10年間に飼育した犬の役所への届出・登録実施率は、全国では81.3%、最も高かった地域では甲信越の91.0%となった。狂犬病予防接種は全国では81.6%が実施しており、最も高かった地域は北陸95.0%である一方、混合ワクチンについては全国では66.7%にとどまり、最も高かった地域でも京浜の75.7%であった。フィラリア予防については、最も高かった北陸では80.0%が実施していたが、全国では68.4%にとどまっている。同様にノミ・ダニ予防については、最も高かった地域でも京浜の51.0%、全国では40.1%という結果になった。

一般社団法人ペットフード協会 平成24年 全国犬・猫飼育実態調査

年別 全国犬・猫飼育実態調査

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