「イエロードッグプロジェクト」は、犬の中には病気やケガ・過去のトラウマ・環境の変化・日々のトレーニングなど、さまざまな理由からほかの犬や人との距離を必要とする犬がいること、黄色いリボンがそうした「そっとしておいて」ほしい犬の目印であることを世界中の人に知ってもらうことを目的としている。犬の心理学者やトレーナーなどをメンバーとするスウェーデンの小さなグループが始めたもので、オーストラリアの一部のドッグクラブでは以前から、周囲の刺激に敏感に反応する犬の目印として黄色いリボンを使っていることにヒントを得たという。
現在は、ホームページ・フェイスブックページなどが開設され、「イエロードッグプロジェクト」の主旨に賛同した有志によってホームページや啓発用ポスターなどが各国の言葉に訳され広まっている。10月に入ってからは、公式サイトに日本語訳のページが登場し、日本語のポスターもダウンロードできるようになった。興味のある方は、ぜひ一度目を通してほしい。