いぬのひまんさいぼうしゅ

犬の肥満細胞腫

早めに病院へ

疑われる症状が見られる場合は、早めに病院へ連れて行きましょう

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肥満細胞腫は、肥満細胞(体に異物が侵入した時に、ヒスタミンやヘパリンなどの物質を放出して、アレルギー反応と炎症反応を引き起こすきっかけをつくる細 胞)と呼ばれる細胞が腫瘍化する病気で、犬の場合は皮膚に多く発生します。腫瘍は良性から悪性までさまざまですが、悪性度が高い場合はリンパ節や肝臓、脾 臓などへ転移しやすく、予後があまりよくありません。

【症状】腫瘍は主に皮膚に見られるが形態、症状はさまざま

肥 満細胞腫は犬では主に皮膚に見られ、高分化したもの(比較的に悪性度が低いがんのこと)は、直径1〜4cmの弾力のある腫瘍で、多くは表面に毛がありませ ん。未分化のもの(悪性度が高く、進行の早いがんのこと)は、大きめで表面に潰瘍ができていたり、自傷したりして、出血が見られることがあります。また、 周囲が赤く腫れて、ぶよぶよしていたり、ひどい皮膚炎を起こしているように見えることもあります。
また、皮膚の下(皮下)にできた肥満細胞腫は、脂肪腫などと間違われることがあります。このように肥満細胞腫は様々な外見を持つため、見た目からは腫瘍の種類や悪性度を判断することは困難です。
また、がんが転移したり、全身に広がったりすると、消化管での炎症や出血が起こり、血のまじった嘔吐や下痢がみられたり、食欲不振を生じることがあります。ときに全身性のショック症状を引き起こし、死に至ることもあります。

【原因】原因不明。犬種による要因や慢性的な炎症も関与か

肥満細胞腫の原因ははっきりとはわかっていません。ただし、平均発症年齢は9歳とされていますが、若齢犬でも発症することから、犬種による素因も考えられています。また、発症の要因としては、慢性的な炎症の関与も示唆されています。

【治療】外科手術による腫瘍の切除や化学療法など

肥満細胞腫の治療は、腫瘍のタイプによって異なります。「高分化型」といって腫瘍細胞の形態や機能が比較的正常な細胞に近い腫瘍では、腫瘍の境界がはっきり しているため、腫瘍を切除する外科的手術を行います。未分化型のものや全身に肥満細胞が転移したもの、切除や放射線治療などが不可能なものの場合では、化 学療法がとられることがあります。

【予防】予防は困難なので早期発見・早期治療がなにより重要

肥満細胞腫の予防は困難です。腫瘍がまだ小さく転移していない段階で早期発見し、早期治療に努めることが重要になります。

「犬の肥満細胞腫」のポイント

体内に肥満細胞腫ができた場合は発見が大変困難です。食欲低下や嘔吐、下痢などの体調の異常が続く場合は、動物病院で診てもらうようにしましょう。

この病気のデータ 命に関わる恐れ
  • 一概に言えない

年齢や症状、原因によって違うため、一概には言えません

主な症状 かかりやすい犬種 かかりやすい年代 かかりやすい性別
  • 特にない
予防の手段
  • 特にない
人への感染
  • 感染しない
かかりやすい体の特徴
  • 特にない
「犬の肥満細胞腫」に併発する可能性のある病気

データはございません

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