犬のレプトスピラ症
レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌が感染することによって肝障害や急性腎不全などを起こす病気です。感染しても特に症状が現れないことも多いですが、重篤になれば命に関わることもあります。レプトスピラ症は人獣共通感染症(ズーノーシス、人畜共通感染症とも呼ぶ)でもあり、保菌者であるネズミの尿によって水源や食物が汚染されることで、人にも感染することがあります。
更新日:2010年 02月 09日
犬のレプトスピラ症の【症状】特に症状が現れない不顕性感染が多い
レプトスピラに感染しても、特に症状の現れないまま経過し、自然治癒する不顕性型が多く見られます。この場合は回復後、長期間、尿とともに菌を排泄して、ほかの動物への感染源となります。
一方で症状が現れるものには、出血型と黄疸型があります。出血型は、レプトスピラ・カニコーラ(イヌ型レプトスピラ)という種類の菌に感染した場合に起こります。主に40℃前後の高熱、食欲不振、結膜の充血、嘔吐や血便などをもたらし、末期には脱水や尿毒症を起こして、高い確率で死に至ります。
もう1つの黄疸型は、レプトスピラ・へクテロヘモラジー(黄疸出血性レプトスピラ)という種類の菌に感染した場合に起こります。こちらは主に黄疸、嘔吐、下痢、口の粘膜の出血症状などをもたらします。出血型よりも症状の重いことが多く、ひどい場合は発病後わずか数時間から数日で亡くなるケースも見られます。
犬のレプトスピラ症の【原因】レプトスピラ菌の感染が原因
レプトスピラ症は、レプトスピラ・カニコーラやレプトスピラ・へクテロヘモラジーといった病原性レプトスピラ菌に感染することで発症します。感染した犬やネズミなどの尿や、その尿に汚染された土や水たまりに接触したり、汚染された食べ物を食べたりすることで感染します。
犬のレプトスピラ症の【治療】抗菌薬の投与と他の病気への対症療法によって治療する
レプトスピラ症の治療には、抗菌薬の投与が有効です。急性腎不全や肝障害が見られる場合はそれに対しての対症療法も平行して行います。
犬のレプトスピラ症の【予防】ワクチン接種が有効
レプトスピラ症の予防にはワクチン接種が有効です。定期的に接種を行うようにしましょう。
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