猫の膵炎(すい炎、膵臓炎、すい臓炎)
猫の膵炎(すい炎、膵臓炎、すい臓炎)は、膵臓が炎症を起こし、いったん発症すると命にも関わる病気です。膵炎には急性膵炎と慢性膵炎がありますが、どちらも特異的な症状がみられず、発見しにくい傾向があります。老猫の場合は慢性膵炎が多くみられます。
2007年 08月 20日
猫の膵炎の症状とは?
急性膵炎になると、嘔吐や下痢がみられるほか、食欲低下、脱水症状などの症状が現れます。しかし、嘔吐や下痢などの症状は多くの病気でみられるので、急性膵炎の特定は困難です。症状がひどくなれば、激しい痛みから動かなくなったり、ショック状態を起こすこともあります。
慢性膵炎の場合は、急性膵炎と同様の症状が現れることもありますが、とくに症状が現れないまま病気が進行することがほとんどです。また、胆管炎や糖尿病にともなって発症することがあります。
猫の膵炎の原因
急性膵炎のはっきりとした原因はよくわかっていません。しかし、肥満や偏った食事、高カルシウム血症、高脂血症、上皮小体機能亢進症、副腎皮質機能亢進症などが原因となって発生すると考えられています。また、猫伝染性腹膜炎(FIP)、猫風邪(猫カリシウイルス感染症)、トキソプラズマ症など、ウイルス感染症や寄生虫症が原因となることもあります。この急性膵炎が慢性化したものが慢性膵炎です。
猫の膵炎の治療方法
膵炎を治療するには、急性か慢性かにかかわらず、吐き気を抑える薬や抗生物質、鎮痛剤、ステロイド剤などを、症状にあわせて投与します。また、肥満や胆管炎、糖尿病、ウイルス感染症、寄生虫感染症などが併発している場合は、これらの病気も治療します。
猫の膵炎を予防するには?
膵炎を予防するには、偏った食事や肥満を避けることが大切です。そのためには、子猫の頃から食べすぎに注意して、バランスの良い食事をさせるようにしましょう。また、ウイルス感染症や寄生虫症にならないように、室内飼いを徹底させると良いでしょう。
とくに肥満の老猫に慢性膵炎が多くみられるため、中高年になったらさまざまな合併症に気をつけましょう。
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