犬の水頭症
水頭症は、まさしく、頭の中(脳)に水がたまっている状態(脳内の液体成分(脳脊髄液)が過剰に貯留し、脳室が異常に拡張した状態)のことです。無症状のこともありますが、うまく歩けなくなる、動作が緩慢になるといった症状が見られることもあります。
更新日:2010年 02月 10日
脳に障害が生じる
ぼんやりすることが多い
歩き方がおかしい
元気がない・疲れやすい
てんかん発作を起こす
チワワ
ダックスフンド(ミニチュア・ダックス)
フレンチ・ブルドッグ
ぺキニーズ
ポメラニアン
パグ
ヨークシャー・テリア
犬の水頭症の【症状】しつけの覚えが悪い、ぼんやりや寝ている時間が多い、歩き方がおかしいなど
水頭症の症状としては、トレーニングしてもなかなか覚えない、ぼんやりしている時間や眠っている時間が多い、急に鳴き出したり、ひどく興奮したりする、といったものがあります。また、歩き方がおかしい(歩様の異常)、よく転ぶ、うまく立ち上がれない、といった症状やけいれん発作、視覚喪失などがみられることもあります。しかし、水頭症があっても、特に目立った症状が現れない場合もあります。
犬の水頭症の【原因】先天的な原因と後天的な原因がある
水頭症は、脳内の液体成分(脳脊髄液)が過剰に貯留し、脳室が異常に拡張した状態です。脳脊髄液の流れが滞って過剰に貯留するタイプ(閉塞性)と、脳細胞が何かの原因で破壊されたり十分に発育しなかったりした部分に脳脊髄液が貯留するタイプ(代謝性)があります。どちらのタイプも、先天的な原因(出生前のウイルス感染や他の要因による発育不全)で起こることもあれば、後天的な原因(頭部の外傷、ウイルス感染による脳炎、脳腫瘍など)で起こることもあります。なお、先天的な原因による水頭症は、ミニチュア・ダックスフンド、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、パグなどの小型犬種に多く見られます。
犬の水頭症の【治療】内科的治療と外科的治療がある。他の病気が原因の場合は、その病気の治療を行う
水頭症の治療では、脳脊髄液の量を減らし、脳圧を下げる薬剤を用いる内科的治療と、脳にたまった脳脊髄液を腹腔などに流すための手術をおこなう外科的治療があります。他の病気が原因となっている場合には、その病気の治療も行います。
犬の水頭症の【予防】予防は困難。疑われる症状があれば、早めに病院で診察を
水頭症は予防が難しい病気です。先述のような症状が疑われる場合には、できるだけ早めに動物病院へ連れて行き、診断を受けさせるようにしましょう。
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