猫の病気事典

猫の毛玉(ヘアボール)と毛球症

毛球症は、胃や腸などの消化器官内に毛玉(ヘアボール)ができ、通過障害が起こる病気です。グルーミングの際に飲みこんだ毛を吐き出せない、あるいは便として排出できないために起こります。食欲低下や吐き気、便秘などの症状が現れます。

更新日:2010年 04月 08日

主な症状 便秘になる 吐く(嘔吐) 食欲がない

猫の毛玉(ヘアボール)と毛球症の【症状】食欲の低下、吐き気、便秘など。とくに長毛種は要注意

毛球症になると、食欲の低下、吐き気、便秘などの症状が現れます。とくにペルシャなどの長毛種の猫や高齢・病気などで胃腸の動きが低下した猫でよく見られます。

猫の毛玉(ヘアボール)と毛球症の【原因】毛玉が胃に停滞することで毛球症を発症

毛玉(ヘアボール)は、猫が毛づくろい(グルーミング)をした際に、飲み込んだ毛が胃の中でもつれたり固まったりして、ボールやフェルト状になってしまったものです。換毛期で抜け毛の多い時期や長毛種の猫であまり手入れがされていない場合にできやすくなります。(※通常であれば、グルーミング時に飲み込んだ毛は、すんなりと胃腸を通過して便とともに排泄されます。)
毛球症は、この毛玉が胃の中で停滞し、胃粘膜を刺激したり、胃から小腸への出口をふさいだりすることで起こります。発症の原因としては、過剰なグルーミングを引き起こすような病気などで飲みこむ毛の量が多くなり、毛玉が作られやすくなった場合や、加齢または何らかの病気などで胃腸の働きが低下し、飲みこんだ毛をすんなり排泄できない場合などに起こります。

猫の毛玉(ヘアボール)と毛球症の【治療】毛球除去剤で毛玉除去。さらに症状に応じた治療を行う

毛玉を除去するには、毛球除去剤をなめさせて、胃腸の中の毛玉を便とともに排出させます。毛球症で胃炎や便秘を起こしている場合には、毛球除去剤に加えて、これらの治療も行っていきます。

猫の毛玉(ヘアボール)と毛球症の【予防】こまめにブラッシングをしたり、毛玉対策用フードを活用

毛玉や毛球症を予防するには、こまめなブラッシングが効果的です。日ごろから抜け毛を取り除いてあげることで、猫が飲みこむ毛の量を少なくすることができます。また、毛玉の排泄を促進するようなフードも色々販売されています。愛猫の年齢や体調にあったものはどれか、お勧めは何か、などを動物病院に相談してみると良いでしょう。

「猫の毛玉(ヘアボール)と毛球症」のポイント

最近は、食物繊維などの働きで、体内の毛玉の排泄を助けるフードが市販されています。毛玉や毛球症に悩む飼い主さんは、一度使ってみると良いでしょう。

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