SFTS感染4名に。予防はマダニに咬まれないこと(厚労省)

厚生労働省は2013年2月19日、ダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)による死亡者が新たに1名判明したと発表した。

2013年2月20日RSSRSS

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感染が判明した1名は広島県の成人男性で、昨夏に死亡しているとのこと。初めて症例が確認された山口県の成人女性、2月13日に確認された愛媛県の成人男性及び宮崎県の成人男性(いずれも昨秋に死亡)と合わせて、国内での感染は4名となった。同省では引き続き、医療機関への情報提供を呼びかけている。

屋外に生息するマダニが媒介するSFTSウイルスに関しては、現在のところ有効なワクチンはなく、予防法はマダニに咬まれないようにすることのみ。春から秋にかけてはマダニの活動が盛んになるため、とくに注意が必要だ。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすること。

また、Petwellの調査によると、寄生虫に感染した経験のある犬のうち、マダニ感染率が最も高く、散歩等で屋外に出るペットがマダニを運んでくる可能性も高いと考えられる。年間を通したペットのマダニ対策も忘れずに。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の国内での確認状況(2013年2月19日)

厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

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