約4割の犬が寄生虫感染の経験アリ。その半数超がマダニに感染!(Petwell調べ)

2012年7月11日RSSRSS

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梅雨から夏にかけては寄生虫の増える季節。Petwellでは、寄生虫からペットを守るために役立つ情報を提供していきたいと考えています。そこで、現在のサイトユーザーの寄生虫への関心や、どのような対策を行っているかの実態を知るために、インターネットアンケート調査を行いました。

フィラリア・ノミ・マダニ・回虫については8割以上が関心あり

どんな寄生虫を知っているかとの質問では、フィラリア・ノミについては98%、マダニ88%、回虫80%という結果になりました。また、ノミ・マダニ等に刺されたり咬まれたりすることによって別の病気にかかる危険性があることを、詳しく知っている方31.7%、何となく知っている方63.4%合わせて約95%と、Petwell読者の意識の高さがうかがわれます。

寄生虫に感染した経験のある犬が約4割

寄生虫に感染したことがあるかとの質問では、39%が感染経験ありと回答。1番多かったのがマダニで55%、ついでノミ47%、回虫20%と続きます。瓜実条虫・フィラリアについても、9%は感染の経験があるという結果になりました。

感染場所として挙げられているのは、散歩中が1番多く40.6%となっていますが、どこで感染したかわからないという回答も20.3%と多く見られました。通常の生活をしている中でも感染のリスクがあることがうかがえます。また、その他の理由として、母犬からの感染や、自宅に迎える前に感染していたというケースが挙げられています。

感染後の対処法は、動物病院で駆虫薬を飲ませるなどの対処が75%とかなりの割合を占め、次いで市販薬を使って対処が7.8%、薬は飲ませずに別の方法で対処7.8%、とくに何もしなかった3.1%と続きました。

現在、定期的に寄生虫対策をしている方は88%。そのうち85%は動物病院で処方された薬を使用

現在、定期的に寄生虫対策をしていると回答した方は、全体の88%。そのうちの約85%は、動物病院で処方された薬を使っているとのことです。対策している寄生虫の内訳は、フィラリアが99%、ノミ69%、マダニ57%、回虫23%が主だったものとなっています。

一方、定期的な対策をしていない方にその理由を聞いたところ、副作用が心配だから58%、金銭的な負担が大きいから42%が目立った回答となりました。

今回の調査では、Petwell読者のみなさんの寄生虫への関心や対策意識の高さがうかがえる結果となりました。しかしその一方、約4割という高い割合で、愛犬が寄生虫に感染した経験があり、そのうちの半数以上がマダニに感染していたこともわかりました。さまざまな病気を運ぶ寄生虫の中でもとくにマダニは、バベシア症という一生完治しない可能性のある病気を運んできます。こうした病気から愛犬を守るために、もう一度現在の寄生虫対策について、考える必要があるでしょう。その手がかりとなるよう、Petwellでは寄生虫に関する取材を行いましたので、ぜひご覧ください。

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【調査方法】

Petwellのユーザーに対し、インターネット上でアンケートを実施

【調査期間】

2012年6月12日~2012年6月18日

【有効回答者数】

164件

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