マースジャパン ニュースレターで「ペットと共にある災害準備と心構え」を発行

ニュースレターによると、普段からの災害準備に加え「緊急災害時にペットをどうやってケアすべきか」が、ペットオーナーや地域のコミュニティにとって、重要な課題になっているという。(財)日本動物愛護協会の谷茂岡良佳氏からの、災害に関するペットオーナーへのアドバイスは以下の通り。

【日頃から講じておく対策】

1. 環境の変化の中でも、ペットが周囲に迷惑をかけないように、動物愛護管理法に基づいた適正な飼育としつけを行う
2. 人や他のペットを極度に恐れることなく、飼い主と離れた生活にも適応できる社会性を身につけさせる
3. 猫は室内飼育を心がけ、犬猫とも避難時の移動や生活を想定して、ケージに慣れさせる訓練を行う
4. 防災に関わらず、ペットオーナーの当然の責任として、ワクチンの接種や犬の狂犬病予防接種を行う
5. 他のペットとの共同生活を考慮して、去勢・避妊を行う
6. 過去の震災で、無事に救助されても飼い主不明のペットが続出したことを考慮し、犬鑑札や迷子札の着用に加えて、マイクロチップを装着する

【災害時の対応】

1. 周囲の目は気にせず、ためらうことなくペットとの同行避難を行う。一緒に避難さえできれば、自治体によるペットフードの供給援助や一時預かりなどを活用して、ペットとともに緊急事態を乗り切ることが可能
2. 環境の変化や、避難所での慣れない人や動物との接触によるストレスで体調を崩しがちなので、ペットの体調管理を怠らない

地域のコミュニティにおいては、避難所での受け入れを中心とした、災害時のペット支援体制の内容や地域防災計画、ペット同伴のルールを、ペットを飼育して いない人も含めた全員で共有することが望まれる。災害時は、ペット飼育に慣れていない人や、動物が苦手でアレルギー体質を持つ人なども含め、コミュニティ 内のあらゆる人々へ十分な配慮が必要になる。

９月１日は防災の日。防災への意識が高まるこの時期、ペットと共にある災害時への準備と心構えについて、コミュニティや家庭で改めて考えてみては？

マースジャパンリミテッド　ニュースリリース

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