漢方薬は複数の生薬を組み合わせたお薬
漢方薬という言葉は日本独自のもの。中国では生薬を用いて作られる薬は中薬(Chinese herbs/Chinese medicine)と呼ばれています。
漢方薬は複数の「生薬(しょうやく)」を特定の割合で組み合わせて作られたお薬です。配合の仕方によって生薬同士の薬効が高められたり、望まぬ作用が相殺されたりしているため、様々な効果が得られるだけでなく、病状や体質にあったものであれば副作用も少ない、という特徴があります。
漢方薬に使われる生薬は薬効のある自然界の植物や鉱物などが原料で、これらに乾燥させたり蒸したりと様々な加工が施されています。
漢方薬の昔からある剤形:煎じ薬、丸剤、粉薬
漢方薬には西洋薬と同様、様々な剤形があります。なじみ深いのは、昔話や時代劇によく出てくるのは煎じ薬[湯液(とうえき)]や印籠から取り出す丸剤(丸めたもの)ですが、これ以外にも散剤(粉薬)や膏薬(軟膏)があります。また、煎じた薬を薬用入浴剤とする場合もあります。
| ○○湯(とう) | 煎じ薬 |
|---|---|
| ○○散(さん) | 漢方薬を磨り潰した粉薬 |
| ○○丸(がん) | 粉状にしたものを蜂蜜などで丸めたもの |
煎じ液を濃縮・乾燥させ顆粒状にした「エキス剤」
昔からある煎じ薬、○○湯とあるものは、生薬の成分を抽出するため30分から1時間ほど煎じる必要があり、方剤によっては途中で生薬を追加するものもあります。このため、以前は「漢方薬は手間や時間がかかるもの」というイメージがありました。しかし、最近ではインスタントコーヒーのように漢方の煎じ液を濃縮・乾燥させ顆粒状にした「エキス剤」が開発され、より手軽にどこででも飲めるようになっています。こういったエキス剤は元の剤形に応じて○○湯、○○散(料)、○○丸(料)と記載されています。料(りょう)とは散剤や丸薬の成分を煎じたものをさします。









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