犬・猫の生活習慣病について、食識推進委員会が実態・意識調査結果を発表

犬・猫の「食育」にあたる「食識(しょくしき)」を推進する食識推進委員会は、ペットの食生活に大きく影響する生活習慣病についての実態・意識を把握する ため、獣医師121名と飼い主300名を対象に「犬・猫の生活習慣病に関する実態・意識調査」を実施し、その結果を発表した。

2009年2月10日RSSRSS

調査によると、「最近ペットの生活習慣病は増えてきていると感じられますか?」という質問に対し、「とても増えてきている」と感じる獣医師が57.9%、 「やや増えてきている」と感じる獣医師が42.1%で、合計すると獣医師全員が「増えている」と感じていることがわかった。生活習慣病の代表的な症例とし ては、肥満、心臓病、糖尿病などが挙げられた。

また「ペットの生活習慣病を防ぐために、飼い主さんが最も簡単に取り組めることは?」という獣医師への質問では、最も多い回答は「正しい食事管 理」(114名)だった。このことから、人間同様、食事の選び方や与え方など、正しく食事管理することが、飼い主ができる生活習慣病の予防・対策だといえる。
その反面、「普段、来院される飼い主さんに対し、食事管理に関する指導を十分行なわれていると感じられていますか?」という質問では、獣医師の59.5%が「十分行えていない」と答えた。

一方、飼い主に「愛犬・愛猫の健康を考えた食事管理を行っていますか?」と質問すると、食事管理を実践していると答えた飼い主が81.7%を占めた。ただ し、「実践している食事管理に自信がありますか?」という質問に対する回答は、「あまり自信がない」が34.1%、「全く自信がない」が1.6%で、約4 割が自信をもてていないという結果になった。
自信がもてない理由として、食事管理に対する知識不足や、正しいかどうかを確認する方法がないことなどが挙げられている。

食識推進委員会

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