「愛がん動物用飼料の安全性に関する法律案」の閣議決定

環境省・農水省が、愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保を図り、ペットの健康を守って、動物の愛護に寄与するために「愛がん動物用飼料 の安全性の確保に関する法律案」を2008年3月4日に閣議決定して、第169回国会に提出することを明らかにした。国会で成立した場合、早ければ来年の 春から施行される。

2008年3月3日RSSRSS

昨年度にアメリカでは、中国産のペットフードによって犬・猫が大量に死亡する事故が発生した。国内でも年々ペットの飼育数が高まり、同時にペットフードの産業規模が拡大する中で、ペットフードを原因とする事故の発生が懸念されていることが、法規制導入の背景となっている。

【法律案の概要】

  1. ペットフードの製造方法などについての規準、成分についての規格を定め、その規準、規格に合わないペットフードの製造、輸入、販売を禁止
  2. 有害な物質を含むペットフードの製造、輸入、販売の禁止
  3. 環境・農水省は、規準や規格に反するペットフードが販売された場合、廃棄、回収命令を実施する
  4. ペットフードの製造業者、輸入業者は、環境・農水省に届出が必要
  5. ペットフードの製造業者、輸入業者、小売を除く販売業者は、販売したペットフードの名称、数量等を帳簿に記載することが必要
  6. 環境・農水省による、ペットフード製造業者などへの立ち入り検査などの実施

家族の一員としてペットの存在がますます重要になるなか、ペットフードの安全性がこの法律によって確保され、ペットの健康が守られることが期待される。

環境省 報道発表資料

キーワード

関連するキーワードはありません

最近のニュース

もっと読む

飼い主さんへ、正しい知識を。Petwell(ペットウェル)

ペットと人が笑顔でつながる、心豊かな社会のために。Petwellは、飼い主さんが「本当に知りたい」ことをお伝えするサイトです。

Pマーク

Copyright © 2008-2021 ETRE Inc. All Rights Reserved.
このサイトに掲載の記事・イラスト・写真など、すべてのコンテンツの複写・転載を禁じます。